授業が終わった後のノートチェックやプリント採点…。
机の上に山積みになり、放課後の時間をどんどん奪っていませんか?
今回の配信では、そんな「授業後の事務処理」を最小限にするための小さな工夫をご紹介します。

ノートを全部見るよりも、授業中に“ここだけ”を確認する方が、先生も子どもも楽になるんだよ。
はじめに
こんにちは、Sです。
今回のテーマは「授業後の事務処理を最小限にする方法」です。
授業が終わってからの採点やノートチェック。
気づけば机の上に山積みで、放課後の時間を奪ってしまいますよね。
僕自身も以前は「全部チェックしなきゃ」と思い、帰りが遅くなることがよくありました。
そこで今回は、僕が実践している“マイクロスキル”を2つご紹介します。
マイクロスキル①:採点は「授業中に数回だけ」
算数のノートチェックや採点は、すべての問題を見るのではなく、**「この1問ができていれば理解できている」**という問題を決めて、そこだけ確認します。
授業中に数回だけ確認することで、即時フィードバックができ、放課後にまとめてノートを大量に見る必要がなくなります。
「じゃあ他の問題はどうするの?」と思う方もいるかもしれません。
答えはシンプルで、授業中に正答を示し、子ども自身に〇をつけさせるのが一番早い方法です。
マイクロスキル②:コメントは基本なし
もう一つは、コメントを原則つけないことです。
もちろん必要なときは書きますが、毎回コメントするのは時間コストが高すぎます。
「冷たいんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。
でも“教育の生産性”を考えると、ノートのコメントに何分もかけるよりも、授業中や休み時間に直接声をかける方が、子どもには温かく伝わると僕は考えています。
つまり「コメントを書かない」のは単なる効率化ではなく、声かけという形で効果を最大化するための工夫なんです。
まとめ(要点3つ)
- ノートチェックは「1問だけ」に絞り、授業中に確認する
- コメントは原則書かず、直接の声かけで代替する
- 小さな工夫で、放課後の時間と気持ちに余裕が生まれる
音声スクリプト(原文)
こんにちは。Sです。
今回の『教師の仕事術』は、“授業後の事務処理を最小限にする方法”についてお話しします。
授業が終わってからの採点やノートチェック。
気づけば机の上に山積みで、放課後の時間をどんどん奪ってしまいますよね。
僕自身も以前は“全部チェックしなきゃ”と思って、結局帰るのが遅くなっていました。
こうした授業後のノートやプリントの事務処理を効率化するちょっとしたマイクロスキルを紹介します。
マイクロスキル①:採点は「授業中に数回だけ」
算数の場合、ノートチェックや採点は“数回だけ”と決めています。
つまり、全ての問題を細かく見るのではなく、『この問題ができていれば理解できている』という1問を決めて、そこだけ確認するようにします。
他の問題は採点しない。
こうすることで、授業中に子どもの理解度を把握しつつ、即時フィードバックを返すこともでき、放課後にまとめてノートを見る必要もなくなります。
『じゃあ他の問題はどうするの?』と思う方もいると思います。
それについては授業の中で正答を示し、子どもに〇をつけさせるのが一番早いです。
④ マイクロスキル②:コメントは基本なし
もう一つは、コメントを原則つけないこと。
もちろん必要な時は書きますが、毎回書くのはコストが高すぎます。
──『冷たいんじゃない?』と思う方もいるかもしれません。
でも、“教育の生産性”を考えると、ノートのコメントに何分もかけるより、授業中や休み時間に直接、子どもの頑張りを認める声をかけをする方が効果的で、子どもにも温かく届くと私は考えています。
つまり、コメントを書かないというのは単に“効率化”している訳ではなく、別の“効果”を最大化するための工夫への置き換えだということです。
今回のポイントは、
① ノートチェックは“一度だけ、重要問題に絞る”
② コメントは基本書かず、日常の“声かけ”で代替する
この2つです。
こうした小さな工夫で、放課後の時間と気持ちの余裕が生まれます。
ぜひ明日から試してみてください。
今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。
よろしければ、フォローいただき次回の音声もきいていいただければと思います。