教師は、比較的安定した仕事だと言われます。
毎月、決まった給料が入る。ボーナスがある。退職金や年金もある程度見通せる。
だから、
「教師は、お金についてそれほど詳しくなくても大丈夫。」
そんな感覚を持っている人もいるかもしれません。
私自身、お金の専門家ではありません。
それでも、資産形成や投資、クレジットカード、お金の仕組みについて少しずつ学ぶようになって、
教師も、お金について学んだ方がいい。
と思うようになりました。
それは、お金持ちになるためだけではありません。
自分の人生を、自分で選べるようにするためです。
教師は「お金を稼ぐこと」を学ぶ機会が少ない
学校では、さまざまなことを教えます。
そして教師自身も、教育についてたくさん学びます。
授業。学級経営。生徒指導。教材研究。ICT…。
ところが、
自分たちが毎日のように使っている「お金」について、体系的に学ぶ機会はそれほど多くありません。
給料をもらう。税金を払う。保険に入る。住宅ローンを組む。投資をする。クレジットカードを使う。
どれも生活に直結することなのに、
よく分からないまま選んでいることがあります。
私もそうでした。
でも、少しずつ学んでいくと、
知らないことで失っているものが意外と多い
ことに気づきます。
「よく分からないから、人に任せる」になりやすい
お金について詳しくないと、どうするでしょうか。
- 銀行で勧められた商品を買う。
- 知り合いが保険会社に勤めているから相談する。
- ファイナンシャルプランナーにおすすめを聞く。
- 人気の投資商品だから買ってみる。
もちろん、専門家に相談すること自体が悪いわけではありません。
私も、必要なら専門家の力を借りればいいと思っています。
ただ、「自分には分からないから、全部お任せします。」となると話は違います。
- 金融商品には手数料があります。
- サービスを提供する側にも、当然ビジネスとしての事情があります。
- 誰かにとって良い商品が、自分にとって良い商品とは限りません。
だから、人に相談するにしても、
最低限、自分でも学んでおく。
その上で、「自分の場合はどうだろう。」と考える。
この姿勢が必要だと思っています。
お金を学ぶと、「選べる」ようになる
お金について学ぶ最大のメリットは、
単に資産が増えることではないと思っています。
選択肢が増えることです。
例えば、投資。
- どんな商品があり、
- どんなリスクがあり、
- どれくらいのコストがかかるのか。
それを知っていれば、自分で比較できます。
保険も同じです。
クレジットカードも同じです。
「みんなが使っているから。」
「おすすめランキング1位だから。」
ではなく、
自分の生活には何が合っているのか。
という基準で考えられるようになります。
そして、この「自分で選ぶ」という感覚は、お金以外のことにもつながっていくように思います。
教師の安定は、大きな強みでもある
教師という仕事の「安定」は、私は悪いものだと思っていません。
むしろ資産形成を考える上では、大きな強みです。
- 毎月、比較的安定した収入がある。
- 長期的な生活設計を立てやすい。
だからこそ、
- 毎月少しずつ積み立てる。
- 長い時間を味方につける。
- 無理のない範囲で資産をつくっていく。
そんな方法と相性がいい仕事でもあります。
大きなリスクを取って、一気にお金を増やす必要はありません。
自分の仕事の特性を理解しながら、
時間を味方につけて、少しずつ人生の土台をつくる。
それも教師のお金との付き合い方だと思います。
お金があると、「働き方」を選びやすくなる
私が資産形成を考える理由は、
単純に銀行口座の数字を増やしたいからではありません。
お金には、
人生の選択肢を増やす力
があります。
例えば、
- 少し仕事を休みたい。
- 家族との時間を増やしたい。
- 新しいことを学びたい。
- 旅行に行きたい。
- 新しい活動に挑戦したい。
- 働き方を変えたい。
そう思ったとき、
ある程度のお金の余裕があることは、大きな支えになります。
逆に、
「給料がなくなったら生活できない。」
という状態では、働き方について疑問を感じても、なかなか選択肢を持てません。
だから資産形成は、
老後のためだけではありません。
今の自分が、どう生きるかを考えることにもつながっています。
節約だけがお金の勉強ではない
「お金を大切にする」というと、
節約を思い浮かべる人も多いと思います。
もちろん、無駄な支出を減らすことは大切です。
でも私は、
できるだけ使わないことがお金との上手な付き合い方だとは思っていません。
- 家族との旅行。
- 自分の学び。
- 仕事を快適にする道具。
- 時間を生み出してくれるサービス。
- 自分が好きなもの。
そこにお金を使うことで、生活が豊かになることもあります。
だから大切なのは、「使うか、使わないか」ではなく、
何にお金を使いたいのか。
です。
ここにも、その人の価値観が表れます。
お金を学ぶことは、自分を知ることでもある
例えば、クレジットカード一つ選ぶにしても、
正解は一つではありません。
- 旅行が好きな人。
- 買い物が好きな人。
- できるだけシンプルに暮らしたい人。
- ポイントを活用したい人。
- サービスや補償を重視する人。
その人の暮らしによって、合うものは変わります。
投資も、保険も、家計管理も同じです。
だから、お金について考えていると、
結局、
「自分は、どんな暮らしをしたいのだろう。」
という問いに戻ってきます。
- 何にお金を使いたいのか。
- 何には使わなくてもいいのか。
- どれくらいの安心が欲しいのか。
- 将来、どんな生活をしたいのか。
お金について学ぶことは、
自分の価値観について考えることでもあります。
教師も、お金について学び続ける
私は、お金の専門家ではありません。
だから、この「教師の資産形成術」でも、
「これを買えばいい。」
「この投資をすればいい。」
という答えを出したいわけではありません。
むしろ大切にしたいのは、
自分でも学び、自分で考え、自分で選べるようになること。
です。
教師は、子どもたちに学ぶことの大切さを伝える仕事です。
だからこそ、自分たちも、
教育だけではなく、
生活に関わること。
社会の仕組み。
そして、お金についても学び続けていいと思います。
お金を学ぶ目的は、
ただ資産を増やすことではありません。
自分や家族を守ること。
やりたいことにお金を使えること。
そして、
自分の人生の選択肢を、自分で持っておくこと。
そのための一つの教養として、
教師もお金について学んでいけばいいのではないかと思っています。
教師の仕事を、もっとシンプルに。
毎日の仕事に追われ、
「もっと余裕を持って働きたい。」
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