書いた目標は、どう現実に近づくのか|「アメプラ取得」から考える記述術

書いた未来はどう現実に近づくのか|アメプラ取得から考える教師の記述術

僕はこれまで、夢や目標、やってみたいことをノートに書いてきました。

その中には、時間が経ってから実際に形になったものがいくつもあります。

その一つが、

「アメプラを取得する」

という記述でした。

現在、僕はアメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード®を保有しています。

つまり、書いていたことは実現しました。

こう書くと、

「ノートに書いたから叶った」

という話に見えるかもしれません。

でも、僕はそうは考えていません。

ノートに書いた翌日に、突然カードが届いたわけではないからです。

書いてから実現するまでの間には、

考えること、選ぶこと、動くこと、そして時間

がありました。

今回は「アメプラを取得する」という一つの実例から、僕が「記述術」と呼んでいるものについて考えてみます。

目次

記述術とは、未来について書くことから始まる

僕が考える記述術は、単に目標を書いて終わるものではありません。

まず、

「こうなったらいい」
「これをやってみたい」
「ここへ行ってみたい」

という未来を書く。

書くことで、それまで頭の中にぼんやり存在していたものが、言葉になります。

「アメプラを取得する」

という一文もそうでした。

書いた時点では、取得する日も、その方法も決まっていません。

それでも、

自分が未来に置いてみたいもの

として、いったん言葉にしました。

記述術は、ここから始まります。

書くと、現実との差が見えてくる

未来を書くと、次に見えてくるものがあります。

それが、

今の自分との距離

です。

欲しい。

でも、年会費は高い。

自分の生活に本当に必要なのか。

どんなサービスがあるのか。

他のカードとの違いは何なのか。

無理なく使えるのか。

書いたからこそ、

「では、今の自分はどうなのか」

という問いが生まれます。

これは目標でも同じです。

「本を書きたい」と書けば、

何を書くのか。
どうやって出版するのか。
今の自分に足りないものは何か。

が見えてくる。

未来を書くことは、未来だけを見ることではありません。

未来を書くことで、現在地が見える。

ここに記述する意味の一つがあると思っています。

書いたあと、情報の意味が変わった

その後、僕にはクレジットカードについて学ぶ機会がありました。

そこでアメプラについて知り、さらに担当者と話をする機会もありました。

これを、

「書いたから必要な情報が引き寄せられた」

と説明することもできるかもしれません。

でも僕は、もう少し現実的に考えています。

世の中には、毎日ものすごい量の情報があります。

その中から僕たちは、自分に関係があるものを選び取っています。

もし以前の僕なら、アメプラについての情報を見ても、

「自分には関係ない」

と通り過ぎていたかもしれません。

でも一度、

「アメプラを取得する」

と書いていた。

だから、その情報が自分の未来と結びついた。

書いたことで世界そのものが変わったのではなく、

世界にある情報との関わり方が変わった。

僕は、記述術にはそんな働きもあると考えています。

記述したことが、そのまま行動になるわけではない

ただし、

「書いた。だから行動する」

でもありません。

ここは大切です。

情報を得たあと、僕は自分の生活に本当に合うのかを考えました。

必要なのか。

無理はないのか。

今なのか。

まだ先なのか。

未来に書いたからといって、必ず実行しなければならないわけではありません。

むしろ、

書いた未来を、今の自分が改めて選び直す。

この過程が必要です。

書いた目標に縛られてしまったら、記述は未来を広げるものではなく、未来を固定するものになってしまいます。

書いたあとで、

「やっぱり違う」

と思ってもいい。

別の形になってもいい。

時間がかかってもいい。

記述術では、書いた自分と、今の自分の両方を尊重することが大切だと思っています。

タイミングが来たとき、選択する

僕の場合、その後、まとまった支出が予定される時期がありました。

そこで改めてアメプラを検討しました。

以前なら、

「いつか持ってみたいカード」

だったものが、

「今なら現実的に検討できる選択肢」

になった。

そして、自分で考えたうえで申し込みました。

しばらくして、実際にカードが届きました。

以前ノートに書いていた一文が、現実になった瞬間です。

でも、その間にあったものを並べると、

記述
→ 情報
→ 思考
→ 選択
→ 行動
→ 時間
→ 実現

となります。

「書く」と「叶う」の間には、これだけのものがありました。

タイムラグは「待つだけの時間」ではない

夢や目標を書いても、すぐには実現しないことがあります。

むしろ、その方が普通でしょう。

僕は、この間にある時間を大切に考えています。

タイムラグとは、

願いが届くのを待っている時間ではなく、自分が未来へ近づいていく時間

なのではないか。

その間に、

知識が増える。

経験が増える。

技術が身につく。

人と出会う。

お金を準備する。

考え方が変わる。

そして、選べることが増えていく。

たとえ最初に書いた目標が、そのまま実現しなかったとしても、この過程で積み上げたものまで消えるわけではありません。

別の目標につながることもあります。

だから、

「まだ叶っていない=何も起きていない」

ではないのだと思います。

記述術は「未来を当てる技術」ではない

未来は、自分だけでは決められません。

環境も変わります。

人との関係もあります。

偶然もあります。

努力したから必ず実現するとも限りません。

だから記述術は、

書けば必ず叶う方法

ではありません。

僕が大切だと思っているのは、

書く
→ 選ぶ
→ 動く
→ 積み重ねる
→ 待つ
→ 振り返る
→ 書き直す

という循環です。

未来を書き、

今できることを選び、

動いてみる。

時間が経ったら振り返り、

必要なら未来そのものを書き直す。

これを繰り返していく。

記述した未来は、絶対に守らなければならない契約書ではありません。

今の自分が未来を考えるための仮説

くらいでいいのだと思います。

書いた未来と、今日の選択をつなぐ

「アメプラを取得する」

これは、とても個人的で、小さな一つの事例です。

人生を変える壮大な目標でもありません。

でも、だからこそ記述術の仕組みが見えやすい。

書いた。

情報に気づいた。

調べた。

考えた。

タイミングを見た。

選んだ。

動いた。

そして、時間を経て形になった。

振り返ってみると、

未来は、ある日突然やってきたわけではありません。

日々の小さな選択の先に、以前書いていた未来があった。

だから僕は、記述術をこう考えています。

記述術は、未来を当てるためのものではない。
未来を選び続けるためのもの。

書いただけで、未来が決まるわけではありません。

でも書くことで、

「自分は、どちらへ行きたいのか」

を考えることはできる。

そして今日、その方向へ向かう選択を一つすることもできます。

書いた未来と、今日の選択をつなぐ。

それが、僕が続けている「記述術」です。


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この記事を書いた人

現役の小学校教員。「教師はもっと幸せになっていい」をモットーに、授業・校務・時間管理の仕事術を発信中。

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