今回の記事では、算数の図形単元、特に作図指導を効率化する方法について解説をします。
作図問題は計算とは違い児童自身で丸付けができない単元です。
ですから、必ず教師が全ての児童の回答をチェックする必要があります。
このチェックを効率化するために教室に常設しておくべきあるアイテムを紹介します。

トレーシングペーパーを準備せよ

図形単元でいるものと言えば、
- コンパス
- 定規
- 分度器
- 三角定規など
これらはたいてい児童の分と教師自身のものを準備してあることでしょう。
これに必ず付け加えて私が常設しているのが、
「トレーシングペーパー」です。
教科書やプリントの作図問題の丸付けで重宝します。
作図問題は計算とは違い児童自身で丸付けができない単元です。
ですから、必ず教師が全ての児童の回答をチェックする必要があります。
このチェックを効率化するために教室にトレーシングペーパーを常設しておくのです。
トレーシングペーパーに模範解答を作図しておき、子どもの書いてきた図形と重ねるです。
そうすると、正しく作図ができてるかすぐに判断でき丸付けが楽になるます。
ドリルやテストには、こうしたシートがついていますが、教科書の問題については自分で作るしかありません。
常備がポイント!

ポイントはトレーシングペーパーを教室に常備しておくことでです。
日々忙しく、教材研究が一切できずに授業が始まってしまうことがありますよね。
仕方なく授業を始め、教科書を読み進めていると、
写し取って調べましょう。
作図をしましょう。
トレーシングペーパーが必要なことに授業が始まってから気づくことがあります。
こうなると手遅れです。
事務室や教材室にトレーシングペーパーがあるかもしれませんが
取り行くのも時間のロスですし、その間に児童の学習はストップ、酷い場合は教師が教室が不在である間に教室が騒然としてしまうこともあります。
トレーシングペーパーを教室に常備しておくことをおすすめします。
授業中に回答が準備できる

理想は授業までに図形の模範解答のトレーシングペーパーを完成させておくことです。
しかし、常設しておけば、授業中でも準備は可能です。
- 教科書の問題を教師が音読する。
- 問題をもう3回読んだら自分で作図するように指示する。
- 問題を解くように指示する。
- 問題が解けたら教師のところにノートを持ってこさせる。
2、3をしている時間に教師は模範解答を作図しまうのです。
2で3回音読させることで、児童に問題の内容を更に理解させつつ、教師は若干時間かせぎがでるのです。
(音読の間に教師が準備をするというのは様々な場面で応用できるテクニックです)
教師が書き終えたころに、一番早い児童がノートをもってくる。教師にとても児童にとっても無駄の時間がない方法です。
トレーシングペーパーが教室に常備してあるからこそ、授業時間内で授業の準備をし授業ができるのです。
【今日のミッション】トレーシングペーパーを買う
トレーシングペーパーは一回買っておくと1年以上使えます。
ぜひ、文具店やネット通販で構いませんので早速トレーシングペーパーを購入しましょう。
今回の記事では、算数の図形単元、特に作図指導を効率化する方法について解説をします。
作図問題は計算とは違い児童自身で丸付けができない単元です。
ですから、必ず教師が全ての児童の回答をチェックする必要があります。
このチェックを効率化するために教室に常設しておくべきあるアイテムを紹介します。
